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リップクリーム


「あれ?お前、化粧してるのか?」
 
 
確かめるように顔を近づけた堂上に、郁の我慢は限界を越えた。
 

 
 



リップクリーム
 
 
 
 

ことの発端は、柴崎が買ってきたリップだ。
普通の薬用リップのように使える無色透明のリップだが、唇に塗ると、ほのかに色づくという商品である。


先日、
「買い物行くけど、何かついでにある?」
との柴崎の声に
「じゃあ薬用リップ」
と、銘柄も言わずに頼んだ郁に否があるので、柴崎に文句はいえない。
 

そもそも、発色しようが問題があるわけではないのだ。
 

だからそのまま使っていたのだが、今朝、リップをぬった直後に廊下ですれ違った堂上に呼び止められた。
 
  
 
 

 

「あれ?お前、化粧してるのか?」
 
 
  
 

もっとよく見よう、と確かめるように顔を近づけた堂上に、郁の我慢は限界を越えた。
 

 
 

 
「いやああああああああああああああああッ!!!」
 
  
 

 

そのまま無意識に引き寄せて大外狩りに持ち込んだ。


否、持ち込もうとしたところを、逆に寝技で抑えられた。
 

「そうそう、何度も不意打ちはくらわん!!」


そうして堂上は、ぐっと郁の肩と腕を床に押し付けた。
 
 

「ぎゃー!意味わかんないッ!ちょッ!痛い痛い痛いギブギブギブ!!」
 
 
 

そうして暴れてみるけれども、とても堂上には適わない。
そうこうしているうちに、ちょっとずつギャラリーが増えはじめた。
そのギャラリーの中に同僚の顔を見つけ、郁は声を振り絞った。
 


「たすけて、手塚ーーーーーーーッ!!!」
 


一縷の望みをかけて援助を要求したが、
その同期は困惑したように肩をすくめた。
 
 

あっさり見放されてしまったらしい。
 
 
 
 
 
 
 
そこで、ようやく小牧が口をはさんだ。
 
 

「堂上、そろそろ離してあげなよ。笠原さんも落ち着いたみたいだし。」
 

まだ、じたばたと暴れるこの暴れ馬を押さえつけながら、堂上が怪訝な目で小牧を見上げた。
小牧は苦笑しつつ、小さい声で言葉を付け加える。
 
 
 
 
  

「そこまでやると、襲ってるみたいだよ?」 
 
 
 
 
 
 
 
その後、ぴたりと止まった二人の押さえつけてる方から、
にこりと笑顔をくずさない同僚に、ありとあらゆる罵詈雑言の言葉が投げかけられたのは、また別のお話。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


****************

だから、オチは何処に!?
 

オチなし第二段ですみません。
→ちなみに第一弾。


 
一応、設定的にはくっついていない二人ってことで。

このあとの展開は、固まってる郁ちゃんを手塚がずるずるひっぱってくんだと思う。(笑


10月29日 up
11月 9日 改




 
 
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