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ルームメイト


柴崎麻子22歳。
将来の夢は、どのポジションでも構わない。自分の能力を図書隊で活かすことだ。






ルームメイト










先日大学を卒業して、念願の図書隊入隊が叶い、武蔵野第一図書館への勤務も決まり、訓練が始まる前に寮に入ることになった。

正直、誰とルームメイトになっても、それなりに上手くやっていく自信はあった。
器用な自分の立ち回りは充分に自覚しているつもりだし、それを発揮する手腕を間違えたりなんてしないだろうとも自負している。



 


部屋に入ると、もうそこにルームメイトはいた。

にこにこと笑みを浮かべて、手を差し伸べてくる。

「どんな子がルームメイトなのか気になってたんだー、よろしくね」


もちろん表面上はにこやかに交わすけれども、2年弱くらいの我慢かな、と計算しておくのも忘れない。 
  
 
 
 
ルームメイト、笠原郁の第一印象は
 
『でかい』『直球』『馬鹿っぽい。』
 
きっと裏を読んだりするのも苦手なんだろう。
自分とは全く正反対のタイプだ。

「あー、苦手そう。」
と思ったのは正直な気持ちである。

でも、こういうタイプは、そこまで気を使う必要もなさそうだ。
神経質なタイプと同室にあんるよりは幾分かマシだったので、割とラッキーだと思った。

  

 
 
 
 

 
そんな郁への印象が変わったのは、図書隊の訓練が始まってからだったりする。

頭脳派の麻子は、体力のみで行うこの訓練はどうにも苦手だ。勤務先も防衛部ではなく、業務部に内定している。
なんとかそこそこまでの成績が出せればそれでいい。と目標もそれなりに置いて、真面目に訓練に参加していた。

だけど、ある晩、何気なく郁にばっさり言われてしまった。


「柴崎ってさ、本気みせないよね。
なんていうか、出来ることと出来ないことを自分の中で区切るタイプというか・・・・。」

あまりにも何気なさ過ぎてうっかり聞き流しそうになったくらいだ。
しかし、それは柴崎麻子の地雷を軽く踏むにはちょうどいい重さだったようだ。

「アンタは出来ないことでも出来る限り挑戦するタイプよねぇ・・・。」 
 
その返しには、こっそり皮肉もこめたつもりだったんだけど。 
 
 
 
 
  
 
「だって出来ないかどうかなんて、やってみないとわかんないし。
私だって、図書特殊部隊に選ばれるかもしれないし?夢は大きくもたないとね!」 
 
 
 
 
 
 
 
後半は随分と「おちゃらけ」の具合だったが、実にあっさりと不思議そうに言い放った。
 
 
 
 
 
 



このポジティブシンキンは何処から生まれるのだろう。

でも、この意見にはちょっと心を動かされた。
 
 
 

苦手だと思っていたルームメイトは、意外とつきあいやすいタイプかもしれない。
 
 
 

  

それから4ヶ月、ルームメイトは図書特殊部隊に抜擢され、柴崎麻子は自分の夢を新たに据えなおした。

出来ないかどうかなんて、やってみなければわからない。
そして、私にはきっとそれを成し遂げる実力があるはずだ。
 
 
 


最後の一押しは苦手だと思いこんでいた、ルームメイトの言葉だった。 
 
 
 
 
 








 
************** 
 


私の見解としては、柴崎タイプの人って、猪突猛進☆タイプは苦手だと思うんですよ。
でも、その苦手なところを軽視しすぎてたことに気づいたら、最高の友達になるんじゃないかなー。と思います。

柴崎の対「郁」好感度は、
『戦争』前~『内乱』にかけて随分推移している気がします。

ある種、自分には無いそのピュアさ加減を崇高している部分もあるみたいですし。(『内乱』ラスト)

でも、「好き」と「崇高に思う」のとは別モノですよね。 
 
  
 
 

 
勤務先内定の時期とかそんな細かい謎は軽くスルーしてくださいね。 (苦笑
 
 
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