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あいのことば 



「え?来週の金曜?
 うん、ごめん。ちょっと無理。
うんうん、また誘ってね。皆で楽しんできて!」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
あいのことば    
 
 
 
 
 
 

 
 


 風呂上りの夏木大和は、その砕けた口調とちょっと残念そうな望を少し珍しく思った。
 あらかた、仲の良い友達か何かの誘いを断ったのだろう。
 

「何?友達?」
「うん。来週プチ同窓会やるんだって」
 

「行ってくればいいのに。」



あ、まずい。
思ったときにはもう口に出ていた。
 
 
 

「・・・何それ、私と一緒にいる時間が少なくなってもいいの!?」
 
 


ここは

「行ってくればいいのに。」

じゃなくて、

「行かなくていいの?」だ。


この微妙な言葉のニュアンスを望はすごく大事にする。
それがわかっていながら、つい失態を犯すのは何故なんだろう。

 
 
 

「違うって!何でそっちもってくかなー。」
 
 
 


望がつっかかろうとするのを、人差し指を望の唇にあてて少しとどめた。
ここで望ペースに持っていってしまうと喧嘩になる。
 


夏木は少し迷ったように目線を空中に泳がせ、そして望を見据えた。
 
 

「久々の気のしれたメンツなんだろ?会って来いって言ってんの。」
 
 

「・・・・だって、夏木さんと離れたくないし。」

恥ずかしそうに望は俯いた。
 
 
 
 
 

うわ、やばい、可愛いコイツ。
 
 
 
 

本当は自分を選んでくれたことは、かなり嬉しかったりするのだが、
夏木が上陸している間、夏木に遠慮して、
望がいつもどおりの生活が出来ないのは本望ではなかったりもする。

  
 

「行きたかったんだろ?ちょっとくらい顔出してこいよ。」
 
 
 
と、そう、額にキスしてやると望は
「ありがとう」と嬉しそうに笑って抱きついてきた。

 
   
 

  
 

 
ここで冬原くらい「愛してるよ」とサラリと言えたらいいのにな、
とポツリと漏らすと、
望に「そんな夏木さん気持ちわるい。」と妙なツッコミを入れられてしまった。
  
 
 
 

 
 
「ひでェな」と苦笑したら


「愛してることくらい知ってるよ」


と腕のなかから声がしたので、

それに応えるようにしっかり抱きしめた。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
愛を伝える言葉は得意ではないから、せめて体温だけでも、君に。
 
 
 
 
 
 




 
 

 
 
 
 
 
  
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
***************************

拍手お礼でした。


ウチの夏望はバカップル推奨です。
 
 

・・・・・・問題ありません。


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