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V・D


ぽん、と有名チョコレート店の箱を手渡された。

「はい、手塚!」

朝から妙にウキウキしていた笠原の理由がここにきてようやくわかった。



V・D ― バレンタインデー ― 



「いつもお世話になってるからね!で、こっちは柴崎から~」
とピンクのフィルムでラッピングがされた袋を渡されて思わず声が漏れた。

「げ。」
「何?」


「オマエのはともかく、柴崎のは怖ぇな。」
そう応えると笠原は申し訳ないように続けた。

「あー・・・うん。伝言預かってる。『5倍返しは鉄則』だって。」

「やっぱりな。」

うんざりと息を吐き出すと


「おー、手塚。モテてるじゃねぇか!」
とは奥から出てきた玄田である。

「あ、隊長にもあるんですよー」
と、郁は手塚に渡したものより少し小さい箱のチョコを渡す。


「食べてくださいね♪」
「おー、ありがとな。ウチの姫さんはよく気がきくな!」
とぐしゃぐしゃと頭をかき混ぜた。

えへへ、と嬉しそうに笑う笠原はその調子で、玄田に渡したのと同じチョコを事務室の皆に配り始めた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
「あと渡してないのは、緒方班と関口班と、小牧教官と堂上教官かー。」

小牧と堂上は所用で外出中だ。
出て行ったのが2時間ほどまえで、そろそろ戻ってくるはずだ、と時計を見上げた。

違う班の人のはデスクにおいておけばいいよね。とその箱の上に「FROM笠原」の文字を書き入れてデスクに置いていく。


 

あとは小牧教官の分と、堂上教官の分、とチョコを入れていた紙袋から二つのラッピングをとりだす。

両方とも手塚と同じ某有名店の箱であったが、その箱のラッピングが微妙に違う。ひとつは手塚と同じものだが、もうひとつは生花1輪と小さなボトルが添えられている。


ホント、わかりやすいヤツだよなー。と思いつつ聞いてみる。
「なんで堂上教官だけ違うヤツなんだ?」

「なっ!なんでこっちが堂上教官用だってわかるのよ!?」
と笠原は生花のついたほうを慌てて隠す。




「どっちとは言ってないぜ?」
とは、ちょっと意地悪だっただろうか。


  
 


 
「迷惑かけてる度合いに見合った御礼!」


と照れて事務室から出て行こうとした笠原に、再度声をかける。

 

「何処行くんだよ?」


「~~~っ!トイレッ!!」
   

と、そのまま駆けていった。


笠原が出て行った事務室では、聞き耳をたてていた他の隊員が笑いの渦を起こしていた。

「ちょっと女らしいトコみせたと思ったらこうだもんなー。」
「よりにもよって、言い訳が「トイレ発言」かよ・・・・・」
「流石、笠原!」


と、そこへ外出から帰還した堂上と小牧の登場である。
笑いの渦はなかなか治まることを知らなかった。


「何だ?!」
「俺に聞かれても知るわけないでしょー。」

とは、そのときの困惑しきった2人の会話である。 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


次の日。

1輪ざしのカモミールが、堂上教官のデスクの上に置かれているのを見つけて「ちゃんと渡せたのか。」と、ホッとした。

その安心感に、自分は笠原の兄貴か何かか、と我ながら苦笑せざるを得なかった。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
 
 
 
**************
 
 
 

図書特殊部隊は、皆でなまあたたかく堂郁を見守ってるのかなぁ、という手塚視点の妄想。








夏望フラグがあがりっぱだったので、一息いれようと図書館ネタを更新☆

なんでこんな真夏にバレンタインネタを更新するのか、自分でもよくわかりません・・・・。
チョコ溶けちゃう。


ちなみに堂上はともかく、手塚と小牧は同じ班(迷惑かけてる度合いが高い)ということで、ゴディバのチョコ、他の皆はフェレロのアーモンドが入ってるやつ(もしくは「アメディ」)というイメージです。


堂上は
ゴディバ

カミツレのフレグランスボトル

1輪のカミツレ
ですね。



ところで、緒方さんって班もってましたっけ?
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