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つめたくて あまいもの【縹 】


「手がつめたい人は心があったかいって本当かな」

「嘘だろ。」

「・・・・夏野冷たい。」
双葉がぶつぶつ呟く。
人の指をさっきから弄んでいて。
手を拘束されてしまっては仕事は出来ない。久々の双葉の休みだし、仕方が無いと双葉のなすがままにされていた。

「それにしても夏野の手は冷たいねー。」
その弄んでいた指を自分の顔にあてて温度を確かめる。

さすがにここまで拘束されるとうんざりする。
「もういいか?」
「もうちょっと。」
そのまま指をからめたり、爪をいじってみたり好き放題である。
なんとなく流していたTVの古い映画も佳境に入っている。

「夏野は手も心も冷たいね。」
「・・・・ほっとけ」

でも、そうして肩に頭を預ける双葉をどけようとは思わなくて。 
 
 
 
「だから言ったのに・・。」
うんざりと双葉を抱えあげた。
結局夏野が無心に映画を見ているうちに双葉はそのまま寝てしまったようだった。

仕方なくベッドに運ぶ。
今日はは双葉にベッドを占領されて、自分はソファで寝ることになるのだろう。


  
ベッドに双葉を寝かしたら、彼女が何か呟いた。

 
「冷たいけど、それが夏野だから。」

ぼそりと呟いた双葉は起きていたのか寝ぼけていたのか。
それすらわからないけれど。
 
 
 
そんな言葉ひとつでソファで我慢する気になるんだから、自分も大概あまいな。と思ったりした。


 
 
 
**************

夏野独白。
お題無視です。
もうまんたいです。
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