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この結末だけは嫌だと言ったのに


雨の日は古傷が疼く。

それは、
左腕上腕から手首にかけて未だに残っている縫い跡と、目にはみえない縫えない傷口。
 
  
 
 


この結末だけは嫌だといったのに。





ドン、という衝撃音はそのまま半径10キロ圏内の窓ガラスを爆ち破った。 
 
 
 
 

その時、よぎった。
犠牲者無しの戦争なんてありえないんだ。と言った君の言葉が。
 
 
 


代表者は、戦争に負けたら、その責任を命で償わなければいけないなんて、誰が決めたんだろう。
そして、この戦争は勝ってもまた、命で戦争の代償を拭わねばならなかった。



「だったら、自分が死んで、すべてをまとめてみせる」
 


そう言った、君と君のチームの皆に不安はまるで見えなかったけれど、何処までも不安だったのもまた知ってる。

 
 
 

 
  
民間人は避難させてた。
極秘の作戦だったから、ほとんどの人間は内容も、何が起こるかもまったくしらなかった。




まさか、軍のトップ軍が自己爆弾となるなんて。


 
 
 



自分で命を絶つな、

とあれだけ言っておきながら、何万人もの命とひきかえに、君は実にあっさり自分を死においやったね。




君は、軍部でも最高指揮に近い位置にいたから、
墓場でも一等地に埋められたんだよ。

そこは君が好きだといった木の真下。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  

そこをおもいっきり踏みなじって、

私は、乱暴に花束を投げつけた。


君が好きだと言った、その遠い東の国に咲く花を。
 
 
  
 
 
 

 
 
 

例え、不敬罪だと罵られようとかまわない。
地位がひとつやふたつ下がることくらい、痛くもなんともない。

それよりも、君が死を決意したことの方がよっぽど痛い。
 

 
 
  
 
 

 
  
 
 

 

この結末だけは嫌だといったのに、君はちっとも聞いてくれなかったね。




*******************
 

 



平気になったフリくらい、簡単に出来るの。

立ち直った様に見せることなんて、そんなの難しくともなんともないの。
 

でも、本当は辛くて苦しくてしょうがない。



君となら、どんな明日でも生きていけると信じてた。
 
 
 
 

 
 
 
  
  
 
 
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